葉酸は食事ではなくサプリメントからの摂取が楽ちん

食事からの葉酸摂取は大変

言うまでもなく、サプリメントは栄養補助食品であり、栄養は食事から摂取するのが基本となります。

 

これは、葉酸においても同じです。葉酸も、出来るならばほうれん草やレバーなど食材から摂取するのがベストとなるわけです。

 

しかし、それにも関わらず、厚生労働省は妊活中の女性、妊娠中の女性に対して、サプリメントを通じての葉酸の摂取をおすすめしています。

 

なぜ、あえてサプリメントなのでしょうか。その答えは簡単で、食事から必要量の葉酸を日常的に摂取するのは困難がともない、現実的ではないからです。

 

成人女性の2倍の葉酸

まず、妊活中の女性、妊娠中の女性は、同年代の女性が1日で摂取する量の葉酸の2倍の量が必要となります。

 

量で言うと、1日に0.4mgです。ほうれん草一束にだいたい0.4mgの葉酸が配合されているとされていますね。この量を、妊娠の1ヵ月前から妊娠後3ヵ月前まで欠かさずに食べるのは大変です。

 

調理での損失を考える

さらに注意しなければいけないことは、葉酸の調理における損失を考慮するということです。例えば、ほうれん草は生のままで食べるのはあまり一般的ではないですよね。

 

サラダなどを除くと、茹でたり炒めたりすると思います。この調理の過程において、ビタミンの一種である葉酸は損失してしまいます。

 

5分茹でると、実に配合されている葉酸の60%が損失してしまうとのことです。ほうれん草一束の葉酸は0.4mgとなっていましたが、これを茹でてしまうと、葉酸は0.16mgとなってしまうわけです。さらに多くの量を食べなければいけないわけです。

 

消化吸収での損失を考える

さらに調理の損失に加えて、葉酸は消化吸収においても損失がおきます。食材から摂取する葉酸は、ポリグルタミン酸型葉酸というものです。

 

この型の葉酸は、実際に体内に取り込まれるのは口にしたうちの50%ほどとのことです。残りの半分の葉酸は、消化吸収のプロセスで失われてしまうわけです。

 

茹でたほうれん草一束の葉酸は、0.16mgでした。このうち、実際に身体に取り込まれる葉酸は、0.08mgとなるわけです。

 

茹でたほうれん草で葉酸0.4mgをまかなうには

以上のことを考慮し、茹でたほうれん草で妊活中および妊娠中の女性に必要な葉酸をまかなうことを考えてみましょう。

 

茹でた時の損失と消化吸収の過程における損失を考えると、ほうれん草一束で得られる葉酸は0.08mgとなります。

 

これを0.4mg分食べるわけですから、茹でたほうれん草5束分となります。

 

この量を、どんな体調の時でも、妊娠前後の4ヵ月ほど続けなくてはいけないわけです。これは厳しいものがありますね。だからこそ、サプリメントの使用が求められるのです。