葉酸を摂ることで神経管閉鎖障害が予防できることは常識である

妊娠初期の葉酸はグローバルスタンダード

日本においては厚生労働省が主体となって、妊娠前後の女性に対して葉酸をサプリメントなどを通じて積極的に摂取することを勧告しています。

 

これは、この妊娠初期の時期の女性が十分な量の葉酸を摂取することによって、胎児に神経管閉鎖障害という障害が発症するリスクを減らすことができるからです。

 

この葉酸と妊婦との関係は、何も日本国内のみのものではありません。世界中の多くの国において日本と同様かより厳しい葉酸摂取の方針が採用されていたりします。以下に主要な国の政策をまとめていきます。

 

日本:
妊娠前1ヵ月から妊娠後3ヵ月目までの女性に対して、1日に0.4mg以上の葉酸をサプリメントなどを通じて摂取することを勧告している

 

アメリカ:
妊娠が可能な年齢の女性に対して、1日に0.4mg以上の葉酸をサプリメントを通じて摂取することを勧告している

 

イギリス:
妊娠を計画している女性に対して、1日に0.4mg以上の葉酸を葉酸強化食品かサプリメントなどから摂取することを勧告している

 

カナダ:
妊娠を計画している女性に対して、1日に0.4mgから0.8mg以上の葉酸をサプリメントを通じて摂取することを勧告している

 

中国:
妊娠を計画している女性に対して、1日に0.4mg以上の葉酸をサプリメントを通じて摂取することを勧告している

 

このように、日本のみならず世界各国で日本と同様に妊活中の女性、妊娠中の女性に対して葉酸の摂取が求められているのです。

 

これだけ多くの国が公的に認めているということからも、葉酸がどれだけ神経管閉鎖障害の予防において大きな役割を果たしているかが分かると思います。

 

神経管閉鎖障害は、日本国内においては、10,000人に6人の割合で発症しています。これは、年間に700人弱の胎児が神経管閉鎖障害を発症しているということになります。

 

これは決して少ない数字ではなく、誰にでも神経管閉鎖障害の発症リスクはあるということを意味しています。

 

欧米の最新の医学研究によると、妊娠前から妊娠後しばらくの時期にかけて葉酸をしっかりと摂取することによって、この神経管閉鎖障害の発症のリスクを60%から70%ほど下げることができるとされています。6割から7割ほどもリスクを軽減できるというのは大きいですよね。

 

神経管閉鎖障害が発症してしまった胎児は、生まれてきても大変なリハビリなどを長期間にわたって行う必要があったり、場合によっては死産となってしまうこともある怖いものです。

 

この障害の発症リスクを、ただただ葉酸サプリメントを摂取するということだけで下げることが出来るならば安いものでしょう。